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坂村真民記念館 ~人はどう生きるべきか~癒しの詩人 坂村真民の世界

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ホーム > 館長ブログ > 新しい企画展「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」が再延期となりました。

館長ブログ

新しい企画展「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」が再延期となりました。

2021年9月11日

新しい企画展「かなしみをあたためあってあるいてゆこう~悲しみ、苦しむ人々と共に歩む坂村真民の生き方~」のオープンが9月28日からに再延期となりました。そのため、私の「ミニ講演会」も10月3日(日)11時からに変更します。
ここで、なぜ企画展のテーマを「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」としたのか、についてお話しします。
「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」というのは、自分のかなしみ(悲しみ、哀しみ)を「あたためる」、つまり大切に育み、成長させていくということです。
また、自分だけではなく、『かなしみに暮れている人(友、同僚、愛する人等)』の『かなしみ』を自分のかなしみとして感じて、一緒にかなしむ、という意味が含まれています。
『かなしみに暮れている人』へ、ただ優しい言葉をかけ、慰めるのではなく、「一緒にかなしみ」、手を取り合って一緒に生きてゆくことを願っているのです。
この考え方こそ、坂村真民の生き方の根底にある生き方なのです。
今回の企画展は、この「坂村真民の生き方」の根底にある、「かなしみをあたためあってあるいてゆく」という真民の想いと真民詩の根底に流れる「悲しみ、苦しみながら生きている人へのエール」を共有し、皆さんと共に「これからの時代の生き方」を考える場として構成しました。
コロナウイルス感染症の収束の光が見えてこない状況において、多くの人が毎日の生活の中で、「生き苦しさ、閉塞感、やり場のない不満等」を感じて生きているのではないでしょうか。
そういう時に、是非多くの人に読んでもらいたい詩があります。
坂村真民の詩の中から、「かなしみをあたためあってあるいてゆく」という真民の想いをそのまま表現している詩を5点(別添)、最後の展示コーナーに展示しています。
これらの詩は、読んですぐに生きる力が湧いてきたり、元気が出てきたりするものではありませんが、静かにゆっくりと読んで、少し椅子に座って目を閉じて、深呼吸でもしながら今の自分の生き方を考えてみると、何か「心に響くもの」が体の中に湧き出てくる気持ちになります。
このコロナ禍が始まって2年になろうとしていますが、そういう中で、私が考えたことは、コロナ患者に対する差別や、その家族に対するいじめ、いやがらせ、貧困家庭の増加、飲食店をはじめイベント関係の企業や多くの企業が経営困難に陥っているのが現状です。
毎日を一生懸命生きている皆さんに、少し立ち止まって、自分より困っている周りの人や、助けを求めている人たちに、目を向け、耳を傾け、「手を取り合って、一緒に」この困難な時代を生きてゆこう、という気持ちを持ってもらいたいという思いを強く持つようになり、その時に坂村真民の「かなしみをあたためあってあるいてゆこう」という詩が私の頭の中によみがえってきたのです。
この坂村真民の「かなしみをあたためあって生きる詩」を、是非多くの人たちに知ってもらいたいのです。
こうしたお話を10月3日の「ミニ講演会」でお話ししますので、是非ご参加ください。

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